ビジネス

仕事で成功するための自分の強みの生かし方

強みを生かすことの意義

そもそも強みを生かすことの意義はどこにあるんでしょうか。

人には得意不得意があります。そして苦手なものは学習効率が悪く、人並みになるためには時間を多く費やす必要があります。つまり苦手なものを並にすることに時間を費やしすぎると、得意なもののない器用貧乏になってしまいます

また強みを生かすことで結果的に仕事での成功や貢献へつながりやすくなり、自己肯定感を高めることができます。実際に自分の強みを毎日使うようにすることで幸福度がアップするという実験もあります[a]。

ということで、この記事では自分の強みを活かす方法についてまとめていきます。ただしもちろん「得意なものだけをし続ければ良い」というわけではありません。その過程の中で不足している箇所があれば適宜補うのも重要であることは、最初に補足しておきます。

自分の強みを知る方法

フィードバック分析

フィードバック分析はドイツの神学者が考案した自己認識手法です。

ドラッガーはフィードバック分析について以下のように説いています。

何ごとかをなし遂げるのは、強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない。できないことによって何かを行うことなど、とうていできない。そして、強みを知る方法は一つしかない。フィードバック分析である。

ではそのフィードバック分析はどのように行えば良いのでしょうか?

具体的な手順は以下の通りです。

  1. 「今やっている仕事」「新しく始めた仕事」を書き出す。
  2. それぞれについて「期待する成果・目標」を具体的に書き出す。(出来れば数字で表せられるものが良い)
  3. 9か月後、1年後に「期待する成果・目標」と「実際の結果」を照らし合わせる。
  4. 3より、「自分の強み」「自分の弱み」「自分の知識の蓄積」「勉強すべきこと」「改善すべきこと」を明らかにする。
  5. 「自分がやるべきことかどうか」「自分の強みと一致しているか」を考えながら、今後3~5年に取り組むべき仕事を決めていく。

以上の手順を繰り返していくことにより、自分の強みを活かし人生の道筋を正しながら生きていくことが可能になります。

VIA-ISテスト

VIA-ISテストはポジティブ心理学者のクリストファー・ピーターソン博士とマーティン・セリグマン博士が開発した無料の強み診断ツールです。

全部で24種類の項目があり、そのうちの上位5つの項目が「自分を特徴づける強み」となります。

Character Strengths, Character Building Experts: VIA Character

ストレングス・ファインダー

ストレングス・ファインダーはギャラップ社が開発した強みを知るためのWebサービスです。

用意された質問に答えることで、「実行力」「影響力」「人間関係構築力」「戦略的思考力」の4つの大項目に分かれた、34項目の資質について知ることが出来ます。

こちらはVIA-ISテストと違い有料サービスとなっています。

弱みを強みに変える方法

ガブリエル・エッティンゲン博士の実験で、弱みのポジティブな側面を説明することによりポジティブな側面が表れやすくなる実験があります[b]。

具体的には衝動的な性格を持つ人たちを2つのグループに分け一方には「衝動的な人は創造性が高い」と説明し、もう一方には「衝動性と創造性は何の関係もない」と説明します。その後全員に創造性テストを行うと、「衝動的な人は創造性が高い」と信じたグループは創造性が高くなったという実験です。

つまり弱点と強みが表裏一体だと信じれば、自分の弱点を強みとして有利に使えることが可能とわかりました。

具体的には以下の表を参考に、強みに変換していきましょう。

 

弱点対応する強み
怒りやすい
勇気を出しやすい
怖がり準備を怠らない
恥ずかしがり屋穏やかで謙虚
悲観的
現実的に物事を見る
不安になりやすい
集中力や警戒心が高い
落ち込みやすい
注意力が高くなる
うつ状態になりやすい
物事の分析力が高まる
なまけもの忍耐力がある
傲慢な性格自身がある
罪悪感が強い倫理観が高い

まとめ

近年マインドフルネスによるメタ認知能力の向上など、自己認識を上げることの重要性が多く叫ばれるようになってきました。

その中で自分の強みを知ることは仕事での成功に繋がっていき、それにより自己肯定感を高め人生の充実度を上げることが出来ます。

限られた時間の中で成功するためにも、まずは一回自分の強みを知るところから始めてみてはいかがでしょうか。

参考

[a] https://yuchrszk.blogspot.jp/2013/12/blog-post_1671.html

[b] https://yuchrszk.blogspot.jp/2014/12/blog-post_60.html

[c]