技術

エンジニアのいう技術の進歩って何?エンジニア以外の人に説明!

エンジニアは技術の進歩が早くて大変って話よく言いますよね。

勉強しないとついていけないーとか勉強してむすぐ陳腐化してしまうーとか。

 

そしてそういった話をエンジニアじゃない方にすると

「(なんかよくわからないけど)エンジニアって大変そうだねぇ」

といった反応をされます。

 

エンジニアのいう技術の進歩って一体どんなものなんでしょうか?

そしてなぜエンジニアは技術力にこだわるんでしょうか?

 

大企業からフリーランスまで経験してきたエンジニアの立場から、説明します!

技術の進歩とは

技術の進歩は、次の2つです!

  • 今まで出来なかったことが出来るようになること
  • 今まで出来たことがもっと簡単に出来るようになること

 今まで出来なかったことが出来るようになること

いわゆる発明ですね。

例えば蒸気をエネルギーに変える技術が発明されて、そこから蒸気機関車や蒸気船が生まれ人々の生活を変えてきました。

 

最近だとAI技術のディープラーニングやブロックチェーンってのがこれにあたります。

聞いたことある人もいるんじゃないでしょうか?

技術の進歩があると力関係が変わる

発明は今まで力を持っていた何かが一瞬で力を失う瞬間でもあります。

そのため今力を持っている企業はその技術を自分で使うか、その技術を潰しにかかるか、それが出来なければ力を失うかを迫られます。

一方、力を持たない企業や国は失うものがなく力関係を変えるチャンスでもあるため、全力で新しい技術に取り組みます。

 

最近だとガラケーからスマホに変わってガラケーアプリを作ってた会社がスマホアプリを作る会社に取って代わられたのが記憶に新しいですね。

エンジニアの仕事の市場が変わる

発明をエンジニアの目線で見ると、旧技術の仕事が急速に減っていくことを意味しています。

例えば、ガラケー専門エンジニアの市場規模は10年前と比べて圧倒的に減っているはずです。

 

つまりAIによって奪われる仕事!みたいな話がありますが、エンジニアにとっては全ての技術が今まで学んできた技術を潰す可能性があるわけです。

 

  • 技術の進歩の1つは今まで出来なかったことが出来るようになる発明
  • 発明があると、世界の力関係が一瞬で変わる
  • エンジニアにとっては、今まで学んできた技術を一瞬で潰す可能性がある

今まで出来たことがもっと簡単に出来るようになること

発明はそうそう起こるものではないため、基本的には今まで出来たことがもっと簡単に出来るようになることが技術の進歩の大多数を占めます

例えば紙をまっすぐ切りたいときに、手で破っていたところにハサミが出てきて、そのあとカッターが出てきたみたいなイメージです。

つまり何かをするのがどんどん楽になっていくわけですね。

「昔はWebサービス1つ作るのも大変だったのに今はすぐ出来るなー」って感慨深く語る熟練エンジニアがいるのはこういうことです。

簡単に出来ると出来なかったことが出来るようになる

簡単に出来るということは、実質的に今まで出来なかったことが出来るようになることにもつながります

例えばお米の炊き方がわからない人でも炊飯器を使えば炊くことができますよね。

そう言ったように、例えばWebサービスの作り方がわからない!という人でも、簡単に作れる道具が出来ることで作れるようになっていくわけです。

簡単に出来るようになることで、それが世界に広まる

発明はそれだけでは普及にはつながるとは限りません。

例えば飛行機の飛ぶ仕組みがわかったとしても、それを真似しようと思ってできませんよね?

 

同じようにブロックチェーンで何かが出来るとわかっても、それと同じものを作れるエンジニアはそうそういないのです。

そのためブロックチェーンの仕組みを簡単に使えるようになって初めて色々なエンジニアが触ることが出来るようになるわけです。

(ちなみにブロックチェーンにおいては、その仕組みがイーサリアムにあたります。)

簡単に出来るようになるだけなケースが多い

簡単に出来るようになるとこれだけ世界が変わるよ!と煽ってきましたが、実際はただ「簡単にできます。おわり。」な話がほとんどです。

なんで、日々エンジニアが必死に勉強している内容でものすごい世界が変わるかといえばそうでもないし、勉強しなかったところでおしまいという話でもないのです。

 

つまり別に勉強しないでもなんとかなるエンジニアも無数にいるよ!というのが正直なところです。

実際に、昔の知識を使ってそこから勉強せずに1000万以上稼いでるエンジニアもいます。

 

結局のところ炊飯器を使わずに手で米を炊いてる料理人と、炊飯器を使っている料理人でどっちがすごいかの話でしかないのです。

 

  • 簡単に出来るようになると、今までそれが出来なかった人も出来るようになる
  • 簡単に出来るようになると、それが世界に普及しやすくなる
  • あくまで簡単に出来るようになるだけなので、勉強しないでも実際なんとかなることも多い

技術の進歩とエンジニアの世界

技術の進歩によって仕事が奪われる危険性が高い一方で、大多数の技術は別にちょっと便利になるぐらいだよ!というお話もしました。

ではなぜエンジニアはここまで技術力にこだわるのでしょうか。

 

なぜエンジニアはここまで技術力にこだわるの?

技術力=戦闘力

エンジニアの世界は技術力が全てです。

始めた会った人も一緒に仕事しながら脳内スカウターで技術力を見ます。

そして脳内格付けを行うのです。

エンジニアの世界でいる限り、技術力が劣っているとそれだけで下に見られるし、技術力が優れているとそれだけで尊敬されるのは間違いないです。

 

学生時代の運動部とかもそんな感じじゃないでしょうか。

外から見たら部活動の優劣はどうでも良くても、部活内ではなんとなーくうまい下手で脳内格付けされてたんじゃないでしょうか。

 

エンジニアの世界は技術力で力関係を測りがち

技術力のない仕事場は辛い

例えばあなたが料理人だったとします。

勤務先が炊飯器を使わず手作業で米を炊いて、コンロを使わずマッチで火をつけて…って厨房だったらどう思うでしょうか?

「なんでこんな面倒で古いやり方しないといけないんだ!」って思いませんか?

 

エンジニアにとって技術力のない環境ってそれなんです。

特に炊飯器と違って、エンジニアの使ってる技術はすぐには変えられません。

なので、一度をそういったことをしてしまうとそれがしがらみとなって未来永劫そこで働く人たちを苦しめることになるのです。

 

仮に上に立つ人が「え、炊飯器って何?」だとか「炊飯器の使い方わからないから手で炊こう!」って言い出して、ついていきたいと思いますか?

思わないですよね。

だからこそエンジニアは技術力だ!となりやすいのです。

優れたエンジニアがいる環境には優れたエンジニアが集まりやすい

炊飯器を知っているエンジニアの元には知っているエンジニアが集まって、知らないエンジニアの元には知らないエンジニアが集まります。

なぜなら炊飯器を知らなければ炊飯器を使ってない環境にも文句を言いませんが、炊飯器を知っていて炊飯器を使ってない環境は耐えられないからです。

したがって優れた環境には優れたエンジニアが集まりやすく、優れたエンジニアの元には優れたエンジニアが集まりやすいのです。

 

このような価値観でエンジニアの世界は回っているわけです。

 

  • 技術力のない仕事場は大変だから避けたい
  • エンジニアは優秀なエンジニアの元に集まる

周りから見たらエンジニアの優劣はわからない

ただ、結局のところここまでの話はほとんど内部紛争です。

周りから見たらエンジニアの優劣はわかりませんし、どうでも良いです。

社内だとエンジニア同士の会話から波及して価値観が共有されることはありますが、結局のところ他人の話とか出てくるもの基準でしかわからないのです。

 

例えばフリーランスでものを売るときに、古い技術を使って売り続けても何も言われないでしょう。

むしろ新しい技術を使ってデザインが悪いものを出すよりは評価されると思います。

なのでエンジニアと関わりさえしなければ、結局技術力なんてなくてもなんとかなるのです。

技術力がある方ができることは増えるし、作業は楽になる

エンジニアからどう思われるの?とか市場から求められるの?は結局のところ他人から見たときの話です。

結局そんなことはどうでも良くて、大事なのは自分の能力値が上がることです。

そう考えたときに、技術力が上がることによってできるようになることは以下の2つです。

 

できることが増える

作業が楽になり、速度が上がる

 

炊飯器を使えるようになることで、米が炊けなかった人が炊けるようになって、米を炊く作業が楽になって速度が上がるということですね。

 

エンジニアにとって、何ができるのかと時間に対してどれだけのアウトプットが出せるかは大事な要素です。

そのスキルをあげるためにも、技術の勉強が損になることはないでしょう。

評価されるエンジニアになるために

最近思うのは医者の世界も同じようなものなのかなーというところですね。

間違いなく医療の世界にも進歩があるはずですが、正直何十年もやっている医師が勉強しているかといえばしていない人の方が多いんじゃないかと思うんですよ。

何十年前からも病気を治すことはできていたわけで、別に勉強しなくても病気を治せることには変わりはないからです。

ただ医療の知識のない私の立場からしたら、誰が良い悪いってわからないんですよね。

 

そこで最近、私が基準にしているのは本や記事を書いているかどうかです。

なんとなーく記事を書くことってできないので、物事を体系的に理解している必要があるし、世の中の人が知らなくて自分が知っている情報でないと意味がありません。

下手な記事を出してしまえば、自然と知識ある人からの批判が集まります。

なので表にアウトプットを出している時点である程度スキルがフィルタリングできているわけなんです。

 

つまり評価されるためには記事や本などアウトプットをガンガン出していこう!ってことですね。

学んだことや考えていることをアウトプットに出すことで、考えが体系化されたり、知識が定着したり、考えの穴が見つかったりっていうメリットもあります。

なんで自分のスキルレベルは関係なく、アウトプットは出し徳なんですね!